炭火を楽しむ「一日火鉢カフェ」
日時:12月26日(日)AM10:00〜PM7:00
場所:根津藍染め長屋澤田さん宅 「アクセス」はここをクリック
料金:500円(炭チャージとして)抹茶、ほうじ茶はフリー
というわけで、火鉢で焙るといえば・・・。
♪お酒はぬるめの燗がいい〜、肴は焙ったイカでいい〜 ですよ。
焙った原木椎茸はもちろん、今回はイカの干物もありますので、お酒は必須。
そこで、内子町からお酒も調達しようということで、内子の酒蔵 酒六酒造を訪ねてきました。
煙突をよーく見ると「京ひな」と書いてあるのがわかるでしょうか?
この「京ひな」がこの酒六酒造の昔ながらの代表銘柄。
愛媛県の人なら、この「京ひな」のロゴ、お酒の瓶だけでなく、列車の車窓とか、
国道沿いとか、一度は目にしているはずです。昔ながらの「上撰」と呼ばれるお酒です。
こちらの酒蔵は、昭和16年に5軒の酒蔵が統合して「酒六酒造」となりました。
その際、メインのお酒の命名を京都のお坊様に頼んだんだそうです。
その時期がひな祭りの時期だったこともあり、京都とひな祭りから「京ひな」と名付けられました。
内子町の町並みを歩いていると、酒屋さんの店先の一番いい場所に、
「大吟醸 吹毛剣」というお酒が陳列してあるのを見つけました。酒六酒造の大吟醸の人気銘柄です。
「吹毛剣」とは、吹きかけた毛も切れるほどの鋭利な剣という意味。
こちら酒六酒造の銘柄には、先代のご趣味なのか、この「吹毛剣」のほか、
「七星剣」「隠し剣」「一刀両断」など剣にちなんだ名まえが多いのです。
このように、酒六酒造は内子町きっての酒蔵で、かつ経営者はもともと私の地元八幡浜市の方なので、
その存在は当然知っていたのですが、今回、こちらに伺おうと思った直接のきっかけは、
松山の道後温泉で酒販業を営んでおられる @donshi さんのツイッターでのつぶやきでした。
@donshi 昨日は愛媛県内子町の酒六酒造の蔵を見学。「吹毛剣(すいもうけん)」など
この「普通酒こそ蔵の力量がでる」という部分に魅かれました。
火鉢の横で飲む酒は、日常の酒がいいなあと思っていたからです。
そういえば、酒六酒造の娘さんは私の高校の後輩でもあります。
これは行くしかない! ここでもツイッターの影響力を感じながら酒蔵に向かいました。
火鉢カフェに登場するお酒
というわけで、やってきた酒六酒造。
火鉢カフェの趣旨をお話しして相談をしたところ、いくつかの銘柄を挙げていただき、
この3種類を「火鉢カフェ」に持ってくることにしました。
一つは、やはり火鉢ということでお燗で美味い特別本醸造「燗酒」。
そして、大吟醸の中でも比較的手頃な「隠し剣」。
そしてこちらの伝統的銘柄、上撰「京ひな」です。
「伊予の燗酒」なんて「火鉢カフェ」の「ミニえひめ物産展」にぴったりなネーミングではないですか。
それぞれのお味については、火鉢カフェにいらして確認してみてください。
「燗酒」については一升瓶で重いので、試飲のみ行います。京ひな印のとっくりにてお燗します。
「隠し剣」「京ひな」については限定数販売いたします。
写真の「京ひな」は300mlの小瓶。このままヤカンに入れてお燗もできます。
持ち帰りも軽くて楽ですよ。それに、この瓶レトロでかわいいでしょ。
ラベルに「THE DE-LUXE SAKE KYOHINA」と書いてあります。
写真ではおひな様の絵が欠けてしまってすいません。実際に見に来て下さい!
このお酒、私はちょっとお燗して、かわはぎの干物あたりと一緒にというのがいいんじゃないか
と思いました。春の肌寒さの中だけでなく、冬の冷たさの中でも胸がぽっと熱くなる感じです。
酒六酒造を見学
「火鉢カフェ」に持ってくるお酒を決めた後、お酒のタンクや倉庫に案内してもらいました。
本当はもっと薄暗いのですが、カメラのセンシティブモードで撮ってるので明るいです
タンクが乗っかっている石。これグッドデザインだと思いませんか?
庭石にするとかっこいいんじゃないかと思いました。上に草盆栽を乗っけるとか。
船の碇だとか、こうした酒のタンクを支えてる石とか、昔ながらの仕事の現場は、
グッドデザインの宝庫ですねえ。
グッドデザインでもう一つ気になったのがこの風景。
覗き込むと、従業員の方が蒸気の中で瓶を洗浄されていました。
こちらは倉庫。一番上の写真の煙突の奥あたりになるんでしょうか、
昔ながらの天井の高い漆喰塀の蔵をそのまま使っています。
というわけでこの三種類が「火鉢カフェ」にやってきます。乞うご期待。
お酒の特徴などの説明が少なくて、お酒好きな方には物足りない紹介だったかもしれません。
是非とも、火鉢カフェに足を運んで味を確かめて下さい。
参考までに、「ぐるなびお店のブログ」酔いどれ日記に出てた「隠し剣」の記事を。
<問い合わせ>
酒六酒造
愛媛県内子町内子3279番地の1
tel 0893-44-3054
fax 0893-44-3140
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