2017年8月26日土曜日

「下町サンデーブランチ会」@上野ルートコモン8月20日(日)開催報告


東上野にあるルートコモンで開催した「下町サンデーブランチ会」無事終了しました。
参加いただいたみなさまありがとうございました!
今回は浅草ペリカンのパンを能登の切り出し七輪で焼いて、谷中よみせ通りのコシヅカハムの名物コンビーフ、千駄木の写真館&カフェ ケープルヴィルのデリとともに楽しんでいただきました。

植物ショップとブックカフェが併設されたルートコモンのエントランス。
この素敵な入り口に今回は七輪を置いて火熾し。
ミスマッチな感じが意外とイケてませんか?

普段は「オーシャンサイドガーデン」として営業している植物ショップの方にこうして七輪を並べさせていただき、パンを焼きました。



焼き鳥などを焼くなら備長炭ですが、今回はすぐに焼けるパンなので、火力弱めのクヌギ炭。それも小さな炭を選びました。それでも、火の近い小さな七輪は結構すぐに焦げ目がつきます。あまりパンを分厚くすると、表面だけ焦げて、中は火が通っていないということになりかねないので、パンはあまり分厚くしないか、遠火でゆっくり焼くか。今回も思ったより、すぐに焼けてしまい、ちょっと焦げ目が濃くなりがちでした。

 


この辺がいい感じの焦げ目が付いた、うまく焼けた例でしょうか。



デリの内容は①レンコンとブルーベリーと生ハムのマリネに②クリームチーズに梅酒を混ぜたものとクリームチーズにスモークナッツとハーブを混ぜた2種類のパテ。現在、火鉢クラブの不忍池の蓮の写真展をやっていることもあり、蓮根のマリネにしました。これにバター付き。


そして、ブランチプレートができたら、ルートブックスのカウンターでアイスコーヒーを受け取り、ブックカフェスペースで思い思いにすごしていただきました。



あまり情報拡散できず、参加者が12名だったので、かえってゆっくり過ごしていただけたかなと思います。みなさん、炭火の楽しさもさることながら、ここルートコモンの素敵な空間にも大満足されていました。

今回はこのブランチのほか、お土産に冊子「空飛ぶ火鉢vol.1」と現在開催中の写真展「もうひとつの世界」で販売中の不忍池の写真のブックカバー1枚をつけました。また、写真はないのですが、竹炭のストローでアイスコーヒーを飲んでいただき、味が変わるかどうかを体験、そのままストローはお持ち帰りいただきました。
 


ところで、このイベントの3日後、衝撃のニュースが届きました。
なんと、ペリカンパンが28日にオープンさせるカフェのトーストが炭火焼で提供されるらしいのです。そのカフェのオープン前のお披露目会には女性誌などマスメディアが殺到。ちゃんとシェフまでいるお店とか。このハガキをもらった時、「この網目、もしや・・・」とは思っていたのですが、やはり炭火焼。

😱 ぎゃー! 強敵出現!と一旦は思ったのですが、よく考えてみれば、火鉢クラブの醍醐味は「自分で炭火で焼くこと」なので、あんまり関係ないかなあとか思いました。
プロのシェフが作る究極の美味しさを求めるのではなく、自分で炭火で焼く楽しさを知ってもらい、たまには焦がしたりしながら、それもまたひとつの美味しさよのお〜なんて自分を納得させながらの楽しい時間。バーベキューみたいに大掛かりではなく、手軽にちょっと焙る楽しさを感じてもらえたらと思います。

そして、自宅でもやってみたいなあと思ったら、能登のミニ七輪を購入して、ぜひいろいろ焼いてみてください!火鉢クラブのイベントはそういう日常の中の炭火生活への第一歩として炭火を体験していただく場だと考えています。

次回のイベントは同じ上野ルートコモンで8月27日(日)。
今回は小倉トーストと海苔トーストに挑戦。醤油と海苔の香ばしい匂いが漂う中、焙烙でお茶を報じて、ほうじ茶を作りたいと思います。今回の参加は締め切りましたが、次回のイベントぜひチェックしてください。炭火で焼くと美味しいパンを探す食べ比べなど、いろいろ構想中です!





2017年8月25日金曜日

オタクになれない火鉢クラブ

火鉢クラブなんてものをやってるくらいだから、火鉢オタクとか炭オタクなんてものを期待されるかもしれない。だけど、私は決して火鉢オタクとか炭オタクといえるほど、マニアではない。ただ、こんな文明の利器あふれる現代にあって、火鉢なんてモノをまだ使っているというだけだ。昔の家では普通にあった道具を今も使っているだけ。エアコンだって好きじゃないけど、今年の夏の暑さでは結構使ってるし、火鉢も毎日使ってるわけじゃない。こういう人はほかにも結構いるはずだ。

弱い、弱すぎる。

「これではメディアにもとりあげられないじゃないか!
誰もおもしろがってくれないじゃないか!
だから、なかなか広まらないし、全然お金にもならないんだよ!」
そう心の声がぶちぶちと愚痴を言う。

とはいえ、「火鉢」なんて日常使いの道具をそんなに特別視してマニアになってもしょうがないと思っているのも事実。だって、火鉢はただだまって部屋の隅に置いてあるのがいいんだから(隅でもないか…)。そもそも、そんな日常のことをイベントにしたり、なんだか特別なもののように扱うことが間違いなのかもしれない。ただ、今やそうでもしないと、本当に火鉢は絶滅してしまう。だから、こうしてイベントを考えたり、冊子を作って、火鉢を持ち上げている。

「マツコの知らない世界」に登場する人たちのように、物質的な極め方をしているわけじゃないから、非常に人にわかってもらいづらいし、面白くない。火鉢をコレクションしているわけでもなければ、炭の性質について、炭焼きさんより詳しいわけでもない。食材を焼く時の炭との距離とかを調べ尽くしているわけでもない。日常使うのに困らない程度に知っている。昔はそれは普通だった。ただ、今は「火鉢を使うと楽しいよ」ってことを言う人があんまりいないから、それを言う役を勝手に買って出てるだけなのだ。

テレビの仕事とかやってる立場からすると、「弱いね」とか「わかりづらいね」である。

でも、やはり火鉢は生活の中の一コマであって、それが生活の全てになるくらいオタクになってもしょうがない。いや、火鉢の使い勝手などを研究し尽くす人がいたとしたら、それはスゴいことだし、面白いけれど、私はそういう性質じゃないというだけのことだ。

なので、みなさま。
「火鉢楽しいですよ〜」とゆる〜く火鉢をお勧めし、火鉢が無くても、火鉢がある生活の豊かさに近い何かを感じてもらえたらいいなとか、そういうことを考えているのが火鉢クラブなのであります。今後もゆる〜くお付き合い下さい!

夜中に独り言ちてみました・・・




2017年8月23日水曜日

写真展「もうひとつの世界」上野不忍池 開催期間8月27日(日)まで延長!写真と小説のイメージを重ねた【名著と写真】のキャプション追加!「蜘蛛の糸」など

写真展「もうひとつの世界」上野不忍池の開催期間が8月27日(日)まで延長となりました!展覧会というものは開催中に徐々にバージョンアップしていくものだと今回実感しましたが、予定の開催終了日を過ぎ、延長となってからさらに展示を増やすという暴挙。

写真と小説のイメージを重ねた【名著と写真】のキャプション追加しました!
考えてみれば、小松左京の「物体O」だ!と思いながら撮った写真とか、極楽の蓮池のような美しい蓮の写真には「蜘蛛の糸」の冒頭とラストのシーンなども重なります。
「もうひとつの世界」というテーマから、いろんな本のタイトルも思い浮かびます。

そこでまずは、本のイメージと直結する写真から【名著と写真】と題して解説の短文を写真横に展示してみました。それをこちらのブログにも掲載します。
写真展は今週いっぱい。ぜひ足を伸ばしてみてください。


【名著と写真①芥川龍之介「蜘蛛の糸」に感じる違和感と蓮池の美しさ】



有名な「蜘蛛の糸」。冒頭とラストで、お釈迦様が独り極楽の蓮池のふちを歩いている。そして、その釈迦を描写する芥川の表現がずっと気になっている。まず冒頭・・・


「お釈迦様は極楽の蓮池のふちを独りでぶらぶらお歩きになっていらっしゃいました。」そして、ラスト「お釈迦様は(中略)またぶらぶらお歩きになり始めました。」
蓮池の蓮も再び地獄に落ちたカンダダのことなどに少しも頓着せず、いつもどおり美しく揺れている。

お釈迦様の歩く様子に、芥川はなぜ「ぶらぶら」という擬態語を使ったのか? 
仏にとって地上の我々のことなどぶらぶら散歩ついで、気まぐれで気にかける程度のものなのか…?
通常の解釈では、カンダダのエゴイスティックな振る舞いで蜘蛛の糸は切れたことになっているけれど、この「ぶらぶら」という表現から感じられるのは、善行を施していれば極楽へ行けたはずという分かりやすい生活訓などではない。

超然として完璧な仏の世界は決して私たち俗人の世界と交わることはないという非情な事実。世の中には決して交わることのない「もうひとつの世界」があるという現実ではないのか。美しいものを眺める時に感じる手の届かない悲しさ、手を伸ばそうとする愚かしさ。本当に悟りなど開けるのかという疑念と絶望。そんな俗人の絶望を前にしても、極楽の蓮池は超然と美しい。

この不忍池の蓮の写真、フィルターも使わず何の加工もしていないのに、まるでCGみたいに見えるのは、極楽の蓮がそもそも超然としているからなのかもしれない。そして、そうであっても私たちはやはり、そんな蓮池の美しさに憧れるのである。


以上が写真横に掲載した文章です。

ほかにも不忍池の水面に展開する多数の「もうひとつの世界」を展示中。
ぜひおいでください! 

2017年8月6日日曜日

能登の珪藻土切り出し七輪 限定で受注販売

クラウドファンディングのリターンとして設定していた能登のミニ七輪、まだ35個ほど受注可能ですので、8月20日まで受注をお受けします。
受注販売ですのでお届けは9月中旬以降となります。


この機会にぜひ能登のミニ七輪を使ってみてください?小さいのに火力十分です。
   5800円で送料・税込み

*能登のミニ切り出し七輪
(2種類から1つ選んでください)
*専用網、敷板
*能登のクヌギ炭500g
*火鉢クラブ冊子「空飛ぶ火鉢vol.1」
 


火鉢クラブの通販サイト「火鉢クラブショップ」で受付中です。

火鉢クラブショップ


上野ルートコモンで浅草ペリカンパンを能登の七輪で焼く会参加者募集!

8月の火鉢クラブのイベントは
東上野の隠れ家的な素敵スポット、ブックカフェや植物ショップなどの複合施設ルートコモンで浅草ペリカンのパンを能登の七輪で焼く会を8月20日(日)、27日(日)2週にわたって開催します。

その第一弾は


「上野ルートコモンで浅草ペリカンパンを能登の七輪で焼く
 下町サンデーブランチの会」

日時:8月20日(日)AM10:00〜11:30
参加費:2500円

上野、浅草、谷根千を拠点に活動する火鉢クラブが、この地域の素敵な場所でこの地域の美味しいものを集めて、七輪で炙るサンデーブランチの会を開催します。七輪でパンを炙ったら、涼しいブックカフェのテーブルでゆっくり楽しんでください。

ご用意するのは…
*浅草ペリカンのパン
*谷中コシヅカハムのコンビーフ
*千駄木カフェ・ケープルヴィルのベジ惣菜
*上野ルートブックスのアイスコーヒー
*火鉢クラブの冊子「空飛ぶ火鉢VOL.1」

その他、ドリンクに入れるとマイルドになる備長炭など、
火鉢クラブならではの楽しみもご用意する予定です。


そして、第2弾は



「上野ルートコモンで浅草ペリカンパンを能登の七輪で焼く
 小倉トースト&ほうじ茶の会」

日時:8月27日(日)AM10:00〜11:30
参加費:2300円

東上野の隠れ家的な素敵スポット、ブックカフェや植物ショップなどの複合施設ルートコモンで浅草ペリカンのパンを能登の七輪で焼くイベントの第2弾は、将来、火鉢カフェで出したいメニューを試す「小倉トーストとほうじ茶の会」。火鉢クラブでおなじみの焙烙を使って焙じたお茶にゆであずきとバターが美味しい小倉トーストを味わいます。もっちりしたペリカンのパンには小豆の味が絶妙に合うのです!
ブックカフェでもあるルートブックスからアイスコーヒーも提供いただきます。小倉トーストをほうじ茶で食べてもよし、コーヒーに合わせてもよし。試飲的にお抹茶も少し出せればと思います。食後はゆったりしたルートコモンのスペースでコーヒーやほうじ茶を片手に、ゆっくりお過ごしください!

*冊子「空飛ぶ火鉢vol.1」も料金に含まれています。



会場の東上野のルートコモンはブックカフェ「ルートブックス」、植物ショップ「オーシャンサイドガーデン」は植物と本に囲まれてゆったりすごせる素敵な空間です。

植物の囲まれてペリカンパンを焼き、ソファに座ってゆっくり過ごしてください!

ブックカフェにはホットコーヒーのほか、オーガニックジュースやビールもご用意がありますので、追加購入可能です。

 お申し込みは以下の火鉢クラブ通販サイトの【イベント参加】よりお願いします。
*支払いは当日清算となっております。

「火鉢クラブ通販サイト」
 http://hibachiclubshop.com/

ふるってご参加ください!
よろしくお願いします。











クラウドファンディング残念ながら不成立

7月末まで行っていたクラウドファンディングは残念ながら目標金額に到達せず、不成立となりました。ご支援表明いただいたみなさまありがとうございました。火鉢クラブの力不足でせっかくのご支援を成立につなげることができなかったことお詫び申し上げます。
今後もあきらめず、火鉢カフェ設立を目指し、活動を続けていきますのでよろしくお願いします。

クラウドファンディングのリターンとして企画していたもののうち、上野ルートコモンでのブランチ会は一部内容と料金を変更して引き続き参加者を募集して開催しますので、ふるってご参加ください。

詳しくはこちらのページをご覧ください。
https://hibachiclub.blogspot.jp/2017/08/blog-post_6.html

また、能登の七輪もまだ35個分の枠がありますので、8月20日ごろまで受注をお受けします。イベント参加、七輪の受注ともに、火鉢クラブの通販サイトより申し込みできますので、そちらでお願いいたします。

火鉢クラブ通販サイト
http://hibachiclubshop.com/