2010年12月20日月曜日

火鉢カフェ告知シリーズ3 炭火で焼きたい!内子町小田から原木椎茸





炭火を楽しむ「一日火鉢カフェ」
日時:12月26日(日)AM10:00〜PM7:00
   場所:根津藍染め長屋澤田さん宅 「アクセス」はここをクリック
   料金:500円(炭チャージとして)抹茶、ほうじ茶はフリー


今回の火鉢カフェには、愛媛県内子町小田の「道の駅小田の郷せせらぎ」から山の恵みを取り寄せます。
以前の記事で紹介した内子町のもう一つの道の駅「フレッシュパークからり」に比べ素朴な山の道の駅です。
これは小田地区のみはらしのいいところから山の全貌を見下ろしたところ。
冬にはスキー場もオープンします。

この小田からもってくるのは、森の恵みの王様「原木椎茸」です。
これを是非火鉢で焙っていただきたい!!

というわけで、まずは、私が原木椎茸を求めて小田の山を訪ねたときの模様をご覧下さい。

原木椎茸を求めて小田へ
愛媛県出身の私も小田を訪ねるのは初めてでした。地図を出して場所を確認すると、
あの大江健三郎のふるさとで小説のモデルにもなっている大瀬の森よりもさらに奥にある。内子町の駅から町営バスで40分以上かかります。
とはいえ、小田高校という高校があるので、朝の町営バスは満員でした。
以下のビデオには最初に一瞬自転車通学する学生も映ってます。

と、こんな感じのところをずっと走って行った先に小田地区はあります。

秋は紅葉が美しい深山渓谷
夏はまさにせせらぎの美しい緑の渓谷です。

「千年の森」と呼ばれる公園には、長い年月を経た様々な形の木が繁っていて、
町民による育樹祭も行われています。まさに人と共生する森を体験できる場所です。

 
カメラ目線の理由は???です
 

町営バスで40分ほどのところに、内子町小田地区の「道の駅小田の郷せせらぎ」はありました。

役場の人に案内されて中に入ると、早速あるわあるわ、椎茸。全部原木椎茸です。
しかも、東京では考えられない値段です。一体何分の一なんや!
流通経費の大きさを思い知らされました。
地の物を食べれば、こんなにいいものが安く食べられるのに、私たちって何をやってるのだろう
とも考えました。東京はしょうがないんだろうけど、この内子町でも、スーパーには別の商品が
並んでいるのです。
ただ、この価格も兼業農家や年金生活の中でやってるからこその値段なのかもしれません。
椎茸専業で作ってる人もいるんでしょうが、昔から森の生活が根付いている小田では、
木があるから椎茸も作っとこうか、といった感じで、普通の農家が裏山で原木椎茸を
栽培していたりします。

私を案内してくださった小田支所の山岡さんのお父さんも自宅の裏山で原木椎茸を栽培
しているということで、そこまで連れて行ってもらいました。
 
近寄ってみると・・・
やばい!かわいい。美味しそうなだけでなく、見た目もGOODです。
このまま、茶室に持ってって、シダの葉かなにかとに飾れそう。
そして、正真正銘、内子の炭を作るくぬぎの木から生えています。

なんて言ってたら、山岡さんとお父さんが、原木を東京に持って帰んなさいと、
切ってくださいました。

そして、その原木は飛行機に乗り、前の席の下のスペースにそっと置かれ、東京までやってきました。
現在うちの台所の隅っこの薄暗い場所で育っています。
日も経って、育ちすぎの感もあり、傘が開き始めてはいますが、まだまだいい感じ。
内子町小田からやってきた原木椎茸をぜひ見に来てください。
火鉢の中ではくぬぎの炭がパチパチと、炭火の上ではくぬぎに生えていた椎茸がジュー。
もちろん、商品としての原木椎茸もありますのでご安心を。東京価格からしたら格安の提供です。

そして、もう一つ、火鉢カフェにはこんな椎茸も展示されます。
菌床椎茸です。
オガ屑などに栄養素を混ぜたブロック状の培地を作り、そこに椎茸菌を植え付けて栽培します。
最近では、農業祭などで一般にも売られているのを見かけますが、これを家に置いとくと、
数ヶ月は椎茸を買わなくていいくらい取れるようです。
小田のJAでもこの菌床を525円で販売しています。
使用後は堆肥になるので、小田では栗の木の下に、使用済みの菌床ブロックが捨てられていました。まだ、生えてるし・・・。
送料がかかるので価格は倍以上になるかもしれませんが、
取り寄せは可能みたいです。なんなら火鉢クラブで共同購入します?

というわけで、これは持ち帰って現在家で育っている菌床椎茸、ちょっと見なかったらこんなになってました。
こんなになっちゃったと言いながら、ぼかし入れちゃいました。
26日までにどう育っているか? これも楽しみに、火鉢カフェにおいで下さい。

椎茸以外の小田の名物

小田の名物は椎茸だけではありません。
「道の駅小田の郷せせらぎ」の隣にはたらいうどんの店「かじか亭」があります。
このかじか亭の横にはまさに川のせせらぎが流れているのですが、川の流れがあるところには、
水車があるんですよね。水車で粉を挽くから、粉ものが名物になってくるんでしょう。

うどん自体も美味しかったですが、驚いたのは麺つゆ。
出汁をしいたけと大豆でとっているのだそうです。つゆの中には大豆が入っていました。
母に聞いたら、大豆で出汁をとるのは普通だそうで、自分の無知を恥じたのですが、
この出汁がまろやかでとても美味しかったです。

大豆についても、さっきの原木椎茸同様、農家の生活の一部であって、
先ほどの山岡さん宅の庭先には、大豆が干してありました。

26日の火鉢カフェには、原木椎茸のほか、乾うどんと大豆としいたけの麺つゆも販売します。
また、豆を挽くのはうどん粉(小麦粉)だけじゃない。
焙った餅をアベカワにする、珍しい青豆のきな粉なども取り寄せます。

 

あと、地元の小麦粉で作ったクッキーを取り寄せます。
秋に東京で行われた内子町フェアで試食し、その素朴な美味しさにうなった
オートミールクッキーとコーンフレーククッキー。それにおからクッキーを販売します。
 

クッキーはお茶請けに、
26日の火鉢カフェ、小田の山と川から生まれた美味しさを味わいに来てください。

最後に、原木椎茸を火鉢で焙ってる画像を。小田で椎茸を買って愛媛県内の実家で焼きました。
ちぎって醤油をつけて食べましたが、椎茸ステーキという感じでした。旨さが違った!

一日火鉢カフェでは、
当日販売、展示した商品の問い合わせ先一覧を作って配布します。
「火鉢カフェ」で気に入ったら、是非お取り寄せにしてみてください。

連絡先はブログにも掲載します。

「道の駅小田の郷せせらぎ」

菌床ブロックについては
「えひめ中央農協小田支所」0892-52-3121



0 件のコメント:

コメントを投稿