2011年3月15日火曜日

防災用に、一家に一束の炭と火鉢(七輪)を

現在、東北関東大震災の被災地では、電気やガスが止まって、
被災者の方は寒さに震えながら冷たい食べ物を食べる事を余儀なくされている。
夜は寒く、先ほどテレビのインタビューに答えられていた被災者の人は、
石油ストーブの提供を求められていた。


こうした大災害で常に思うのは、
電気や都市ガスなどの中央官制型のエネルギーは災害に脆弱だという事だ。
中央や途中のルートがやられると、途端に止まってしまう。


こうした時こそ、自分の家で発電できるソーラーパネルとか、
灯油や薪やペレットなどのストーブとか、
火鉢、七輪+炭などの自家暖房ではないだろうか。
ましてや、炭は調理器具としても使えるのである。


これを機に、炭を一束、火鉢か七輪をひとつ家に常備してはどうだろう。
たしか、七輪は防災用具の一例に挙がっていたかな?


先日、炭と七輪を被災地に持って行ってはどうだろうと書いたが、
炭屋さんに尋ねたところ、阪神淡路大震災の時に、
炭屋さんの協会で、炭とコンロ(七輪)を提供する旨申し出たら、
裸火の扱いがわからないのと、一酸化炭素中毒の危険性があるという事で
行政から断られたそうだ。


たしかに、人の密集した体育館等で暖房器具として使うには
無理があるかもしれないが、
七輪を調理用具として使うのは、ありではないのだろうか?
暖かい食べ物が、避難時にはどれほど嬉しいか・・・。


裸火の使い方が分からなくなったのは、現代人の文明病である。
危機的状況を乗り切るために、
動物の中で唯一人間は火を扱えたはずではなかったのだろうか。


どうすれば火が付き、どうすれば、
燃え広がらず安全に炎をコントロールできるか。
それをきちんと知る事は、サバイバル能力を高める事でもある。
危ない危ないと言わないで、
いま一度、私たちは火の扱いを学んでみてはどうなのだろうか。
それにほんの数十年前まで、お母さんたちはかまどの薪で米を炊き、
煙突から煙を上げながら風呂を沸かしていたのである。


すべての生活をそれに戻せとは言わないが、
災害に備えて、一家に一束の木炭と七輪や火鉢を
用意しておいてもいいのではないかと思う。









2011年3月13日日曜日

被災地で「炭」は役に立たないだろうか?

東日本大震災。
今、電気ガス等のライフラインの途絶えた被災地の生活はどうなっているのだろうか?
テレビの常時流れているスーパーの中に、「練炭の使用は換気に注意を」というのがあったが、
被災地では練炭で暖をとっているのだろうか?

ふと、火鉢クラブで、なかなか電気ガスの復旧しない被災地に
炭と七輪を送る事はできないものかと思った。
津波の被災地等には、鍋、ヤカンなどもあるといいか・・・。

ただ、今はまだ、現地に入る術も無いし、どこに渡したら良いかもわからない。
それに、まだ炭の調達方法だって決めていない。
また、被災地がそれを望んでいるかもわからない。邪魔になっては困る。

被災地の方、もしくは地震後の被災地に詳しい方で、
炭と七輪が役に立つものかどうか判断出来る方、
復旧支援団体の方等、もしこの記事を読まれていたら、
ご意見、情報よろしくお願いします。