2023年11月9日木曜日

119に感謝🥲その1

 いや〜11月4日(土)は大変な1日だった。1日というのは大袈裟で、大変なことが起こった日だったとした方がいいだろう。もしかしたら、今も文章なんか書いている場合じゃないのかもしれない。


本当に緊急の意味で消防隊を出動させてしまったのだ。
理由は転んだから。
普通は転んだって起き上がればいいだけだが、今の私の身体は、一旦、転んでしまうと、自分だけの力では起き上がれないのだ。体幹に鎧のように腫瘍が癒着するとはそういうことだ。

床に落ちたゴミを手で拾おうとしたのが失敗の元。最近はさらに胸の鎧に引っ張られる形で、腰が深く曲がっている私。さらに脚が浮腫んで、左膝は曲がりづらい。それが深くしゃがもうとしたものだから、一瞬バランスを崩してしまった。力のある右手でゴミを拾おうとしていたもんだから、周囲の家具などに捕まることもできず、そのまま後ろに倒れ込んでしまった。

狭い部屋に物をぎゅうぎゅうに置いているから、とっさに家具の一部を掴んだりして、転ぶのを免れることもあるが、今日はそれが仇となり、転んだときに、椅子の座面の角に後頭部をぶつけてしまった。ゴツんという音に驚き、もうダメか、、、と思ったが、意外にも眩暈もなく、痛みもそれほどない。それよりも、左膝の浮腫んだ部分がいつもは曲げない角度で曲がったので、そちらの方が痛かった。しかし、痛いどころではない。床に転がってしまった私は果たして起き上がることができるのか?

やはり、思った通り、体幹の筋肉に力を入れようとすると、皮下の鎧が体内で剥がれようとする感じがして、力が入れられない。私の身体は破れてしまうのではないか、そんな気がする。今は足も浮腫んでいて力が入らない。垂直に立って、体重を支えることくらいはできるが、脚の裏がぺったりと床につかない。寝転んだ状態から、爪先だけ床につけて体を持ち上げるような力は私の爪先にはない。

使えるのは右手、右腕の力のみ。どこか掴むところを見つけて、少しでも体を浮かせるものか、、、。でも、そんな都合の良い場所に丈夫な掴める場所などなく、格闘虚しく、私はまだ床に転がっていた。

これは自分の力ではダメだ。助けを呼ぶしかない。しかし、電話が手元にない。なんとか携帯電話の場所までは身体を引きずっていかねばならない。たしか、テーブルの上、こちら側の端っこにあったはずだ。私が倒れているところから1mほどだろうか。健常なら立ち上がって手を伸ばせばすぐに取れる距離だ。しかし、今の私にはそこまで行けるかもわからない。

うつ伏せになれば、右の手のひらを床につき、腕の力だけでうつ伏せで身体を浮かせるかと思ったが、それもできなかった。もはやどこの筋肉に力を入れても、胸の鎧に響いて力を入れられないのだ。

それでも、このままじっとしていても身体が痺れてくるばかりで、頭の中には、もしかしてこのまま死んでしまうってことってある…?という考えが浮かんでくる。今はなんともないと言いながら、頭も打っている。力尽きる過程で、脳内に何が起きるとも限らない。次々にマイナスな考えばかりが浮かぶ。

でも、ここまで来て死んでるわけにはいかない。だって、体幹内が狭くなって、少し食べたらすぐにご飯も不味く感じ始めたりするにも関わらず、体重も減らないし、そこまで顔色も悪くはないし、死ぬ気がしないのだ。

なんとか這って、テーブルに近づかねば、、、。もうどう動いたか全く覚えていないが、たった1m弱を動くのに15分か20分かかったと思う。そして、テーブルの足を揺らし、少し携帯電話の端っこが見えてきたら、床に落ちていた孫の手でなんとか電話を床に落とした。電源はまだ30%くらい残っていたと思う。

これで、助かった…。
その時はすでにそんな気になっていたが、そこからが大変だったのである。

顛末は「119に感謝🥲その2」に続く

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